蝉。。。。

野原 貴子

2016年07月12日 12:55

こんにちは。

心理剤師の野原貴子です。



今朝のわしわしの朝です。
きっと日の出の54分前からわしわし言ってます。
先日友人が「蝉は土から出て1週間しか生きないと言われているが、
そうではないらしい。。」という記事をFBに掲載していました。

なので、蝉にまつわる話しを。。。


私が小2くらいの頃、庭にガジュマルの木や竹がありまして、
大家さんの庭なんですが地続きなもんで、当時は自分ちの庭だと
勘違いしてました。


そのガジュマルの木に捕まえた蝉を糸で繋げてかってました。
(当時の私はペットのつもりです)
ちょうどその頃テレビで「奥様は魔女」という番組を
が放送されていて、その中でペットの犬に子供が絵本を読聞かせする、という
場面がありました。


私にはそれがとてもオシャレに見えて憧れていました。


なので自分もペット(この場合蝉ですが。。)を飼ったのだから、絵本を
読み聞かせせねば!と。。
憧れていたから蝉を縛り付けた。というほうが正しいのかも知れませんが。。


早速、その日から学校から帰ると、ガジュマルの木の下に行って読み聞かせです。
蝉がわしわし言うのも、なんだか私の話しを聴いて喜んでいるように聞こえて来るのです。
間の手をうっているような。。。
あの時、蝉と心が通じ合っていたような氣がします。^^;(勝手に)
蝉にして見れば糸を外せ〜!と鳴いてたかも知れませんが。。


しかし、私にとっての楽しい日々は続かなかったのです。


約一ヶ月くらい経った頃、夏休みのある夜中、恐ろしく激しい声(?)で私のペットの蝉が
鳴いているのです。
それと同時に猫の鳴き声も。。。
私は飛び起きて、庭に駆け出しましたが
蝉はいなくなってて、糸だけがガジュマルの木にぶら下がっていました。


何が起こったかすぐに察した私は、庭で号泣。。。
父が出て来て抱き上げて家に入りました。そこまでは記憶しています。
翌朝、家族で蝉の話しがでたのか出なかったのか憶えていません。
いつもの日常に戻ってたように感じます。


蝉が鳴くと当時を思い出します。


号泣した純粋だった自分。
本気で読み聞かせをしていた幼い自分。
蝉との関わりが心から楽しくて、急いで下校した自分。
何もかもが一生懸命で心からワクワクして楽しんでいて、
悲しさを思いっきり泣いて表していた自分。


あの頃の私はどこに行ったのだろう。。


心振るわせて泣いたり、心躍らせて喜んだり、
幸せを思う存分体験していた自分。


楽しいことはやってるし、感動もしてる。
でも、心振るわす程ではなく、
心踊らす程ではない。


年を重ねるということは感性が鈍くなることか。。
傷つかないように防衛本能なのかもね〜。
それとともに、感動の感性までも鈍くしちゃったのかも。。


今年も夏は多いに心振るわせて、踊らせて感性を
磨きましょ。
先ずは、蝉とりに行くか。。。(違うかっ!)


今日も一日笑顔でマインドフルに!



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